外貨両替で手数料が一番オトクなのは?【銀行・JTB・空港・FX比較】
いきなりですが、声を大きく言わせていただきました(笑)。
そうなんですよね、実際外貨両替する場所や手段を選ぶ時は、いろいろな点を考慮すると思います。
忙しい方でしたら、一番手間が掛からない方法がいいでしょうし、初めて海外旅行に行く方でしたら、外貨両替の方法をていねいに説明してくれる場所がいいでしょう。
でも、どんな人にも共通して言えることは、
「お得な外貨両替をして、海外旅行で楽しみを増やしたい!」
ということですよね?
そこで今回は、さまざまな場所での外貨両替の中から、一番お得な外貨両替を検証してみたいと思います!
都市銀行系は、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行で外貨両替をしましたが、4つの銀行共に、1USドルあたり2.5~2.8円の手数料がかかります。
また、わずかではありますが、銀行間でも手数料の差があります。
わたしは、三菱UFJ銀行と三井住友銀行で同じ日、同じレートで外貨両替をしたんですが、結果はこの通りです。
・三菱UFJ銀行・・・85.25円
・三井住友銀行・・・85.48円
この2つの銀行の両替手数料の差は、1USドルあたり0.23円あります。
アメリカ旅行に現金を1,000ドル持っていくとしたら、
0.23×1,000=230
となり、三菱UFJ銀行で両替したほうが、230円のお得になります。
ちなみに、みずほ銀行は窓口ではなく外貨両替センターを利用したので、窓口の手数料 よりも30銭安くなっていました。
また、同じ銀行でも、ゆうちょ銀行の両替手数料は都市銀行よりも安いと予測していた んですが、こちらも1USドルあたり、約2.8円の手数料がかかります。
USドルはまだ両替手数料が安いほうですが、ユーロになると1ユーロあたり6円ぐらい、 ポンドだと11円以上もかかります。
1,000通貨の両替をするとしたら、ユーロの場合は6,000円、ポンドの場合は11,000円と、 多額の両替手数料になってしまいます。
そして、両替金額が多くなればなるほど、手数料も増えていく。。。
どうしても、銀行で外貨両替をしなくはならない場合は、三菱UFJ銀行を選ぶのが いいでしょう。
★銀行で両替するなら三菱UFJ銀行、もしくは、みずほ銀行の外貨両替センターが お得!
今回、リアルの外貨両替所で一番期待したのは、旅行会社のJTBです。なぜかというと、
JTBに行く前に外貨の在庫があるか確認の電話をした時、「手数料はかからない」と言われたからです。
しかし、実際は銀行と同じ手数料がかかってしまいました。。
窓口の担当者に聞いてみると、
「銀行のレートをそのまま適用していますので、手数料は乗せていません」
という回答でした。
担当者に知識がなかったのか、JTBが銀行から外貨を仕入れているのか分かりませんが、銀行の交換レートにはすでに手数料が乗っているんですよね。。
チケットショップの大黒屋での外貨両替はどうだったかというと、こちらはさすが金券屋さん、銀行より安いレートで両替してくれました。
大黒屋で外貨両替をした日に、みずほ銀行でも外貨両替したのですが、交換レートを比べてみると、
・大黒屋・・・83.91円
・みずほ銀行・・・84.71円
大黒屋の両替手数料は、1USドルあたり2円ぐらいで、銀行より0.8円も安いです!
1,000ドルの外貨両替をした場合、銀行の両替手数料と800円も違ってきます。この差は大きいですよね!
★銀行で両替するよりも、大黒屋のほうがお得
羽田空港にある外貨両替所「トラベレックス」には、大黒屋とみずほ銀行で外貨両替した日に行きました。
この3つの外貨両替所の同じ日の換算レートを見てみると、
・トラベレックス・・・84.68円 ・大黒屋・・・83.91円 ・みずほ銀行・・・84.71円
う~ん、今までわたしが海外旅行に行く時に利用していた、トラベレックスの両替手数料が銀行とほとんど変わらないなんて。。。
外貨の宅配サービスの手数料は、銀行より1ドルあたり2円ぐらい安いのですが、送料や代引き手数料、銀行振り込み手数料を足すと、逆に、銀行より高くなってしまいます。
高額の外貨両替でしたら、選択肢の1つにはなります。
★空港の外貨両替所の手数料は、銀行とほぼ変わらない。宅配サービスも、高額の外貨両替じゃないと、逆に損になる
ヤフーグループのFXサービス「外貨ex」では、外貨両替をする時に発生する手数料が無料になる場合があります。
それは、10,000通貨以上の外貨両替をする場合で、USドルであれば800,000ドル以上の両替ということになります。
この金額以下での両替でしたら、1USドルあたりでの手数料ではなく、1回あたりの手数料が発生します。
その額は、驚きの”30円”という低価格。1,000ドル両替しても、5,000ドル両替しても、手数料はたった30円です。
たとえば、1USドルの換算レートが82円の日に、外貨exで1,000ドル両替した場合、必要な費用は
82円×1,000+30円=82,030円
となります。
(※外貨exで外貨両替する時は、1,000通貨以上の両替をしなくてはなりません)
この金額を他の銀行と比べるために、1,000USドルで換算してみると、
・トラベレックス・・・84,680円(外貨ex比・・・+2,650円)
・大黒屋・・・83,910円(外貨ex比・・・+1,880円)
・みずほ銀行・・・84,710円(外貨ex比・・・+2,680円)
・外貨ex・・・82,030円
FXの外貨exでの外貨両替のお得度は、一目瞭然ですね!これがオーストラリアやポンドになると、10,000円以上もの差になってきます。
10,000ポンドを外貨両替する場合だと、なんと100,000円もお得になります!!
・結論
外貨両替を費用面で比べると、FX会社の外貨両替サービスを利用しないと、大きな損失になってしまいます。
銀行とチケットショップのように、800円程度の差しかでないのなら、手間が掛からない外貨両替を選ぶ方もいるかと思いますが、FX会社との数千円単位の差、通貨によっては数万円単位での差は、メチャクチャ大きいです!!
とても 勉強になりました。ありがとうございました。