外貨両替で円高は得なの?海外旅行お得情報【為替レートしくみとは?】
テレビのニュースを見ていると、毎日必ず
「今日の外国為替市場は・・・、1ドル●●円で円高が進み・・・」
といった為替レートが伝えられます。
今の時代は、円高です。
果たして、円高はわたしたちにとって「お得」なんでしょうか?
わたしが初めて海外旅行に行った1999年ぐらいは、1ドルが120円ぐらいでした。
当時は、親が旅行費用を出してくれていたので、為替レートなんて全然気にしていませんでしたが、この時期の外貨両替は、100,000円分の円をUSドルにすると
100,000÷120=約833ドル
となるので、手にしたUSドルは833ドルだったことになります。
しかし、現在は円高の時代。 1ドルは82円ぐらい(2012年11月20日時点)なので、
100,000÷82=約1,219ドル
となり、13年前と比べると、400ドルぐらい多くのドルが手にはいる計算になります。
この差って、すごくないですか???
円高って、すばらしい!!!
このよう為替レートが、1ドル120円から82円に下がると、一見、円の値段が下がっているので、円安になったように思えます。
しかし、実際には円の値段が下がっても、円高なんです!
分かりやすく説明しますね、
仮に、1ドルが100円だとします。
100円で、1ドルの物を買うとなると、100円が必要という状態です。
これが、1ドル=95円になると、支払う金額は95円になり、5円のおつりがきます。
これは「円の価値が高くなった」という状態なので「円高」になります。
逆に、1ドル=105円になると、支払う金額は105円になり、5円余計に支払わなくてはなりません。
この状態は「円の価値が安くなった」で、「円安」になります。
最近では短期間での急激な為替レートの変動はありませんが、以前、海外旅行に行った友人が、帰ってきて外貨を日本円に換えたら、メチャクチャ得をしたと話していました。
これはどういうことかというと、旅行に行く前に1,000ドルを買ったとして、その時の 為替レートが95円だったとします。
支払う日本円は、95,000円になりますよね。
でも、帰国して今度はドルを円に外貨両替する時、円安で1ドル100円になっていたら、仮に1,000ドルをそのまま円に戻すとしたら、
1,000ドル×100円=100,000円
となります。 海外旅行に行く前と比べると、なんと、50,000円も増えています!
つまり、
「外国に行く時は、円高だとお得!」
「帰国した時は、円安だとお得!」
ということになります。
こうした為替レートの変動は、難しい国内外の経済情勢や政治がからんでくるので、あまり気にする必要はありませんが、
ということは、しっかりと覚えておいてくださいね!
最近では、円高と合わせて「ユーロ安」の状態に注目が集まっています。
つまり、以前よりイタリアやフランス、スペインやドイツといったユーロを通貨としている国の通貨が、多く購入できるということです。
ユーロが安い=ユーロ圏の海外旅行がお得になるということなので、ロンドンオリンピックも終了した今、このエリアの海外旅行はねらい目だと思います!
(ロンドンオリンピックの開催前までは、ホテル代が値上げされていたとか・・・)
経済や政治の情勢は難しいので、あまりその内容は理解する必要はないと思いますが、今の時代は円高で、ドルやユーロは安い、ということを知っていれば、お得で楽しい海外旅行ができると思います。
注意したいのは、銀行や空港などでのユーロの外貨手数料は高いということです。
両替する金額にもよりますが、100,000円以上の日本円をユーロに外貨両替する場合は、両替する場所が違うだけで、手数料が10,000円以上も違ってきます。
せっかく、ユーロ安で欧州旅行を選んでも、両替手数料で損してはもったいないです!
このサイトで紹介してるFXでの外貨両替を利用して、現地でおいしいものを食べるとか、ワンランク上のホテルに泊まるなど、さらにお得な海外旅行を楽しんでくださいね!